ゲーム「Last Summer」プレイ感想文:余韻がたまらんウォーキングホラーアドベンチャー
PC・スマホで遊べる、ホラーアドベンチャーゲーム「Last Summer」。どこかセンチメンタルにもさせられる、怖さとうつくしさが絶妙に同居している素敵ゲーでした。
てなもんで如何お過ごしでしょうか、転です!!
此度はゲーム「Last Summer」のお話。
ただただ歩くのみのアドベンチャー、なのにこれが実に面白かったのです。
怖いだけでなく、感性を刺激される演出と物語運びに魅了されまくり!でした、そんな感想なんかをつらつらと。
よろしければ、ごゆるりと。
こわうつくしいゲーム「Last Summer」プレイ感想文
ひたすら歩いて帰路をゆくホラーアドベンチャーゲームです。
学校、なぜか誰もいない教室から、おうちを目指す少女。しかしその道中はどんどん不思議なことになっていきます。果たして無事にただいまできるのか?という内容。
言葉での詳細な説明は一切なし、映像と音で綴られていく物語にどんどん引き込まれるう。
PC版とゲームアプリ版がありまして、自分が遊んだのはアプリ版。
1日に1章、約10分程度プレイできます。日付が変わったら続きがプレイできる仕様。ちょっとずつしか進められませんが、無料のうえ広告も、章の最後に一回流れるだけで途中に挟まれることもないので世界観を崩しません。かなり良心的い。
操作としては、画面左の操作パッドで上下左右に移動させる……だけ!!!
かんたーん!!!
道中で発見できるキューブを、回収した個数でみられるエンドロールの長さが変わります。どれだけ観られるかでかなり全体の印象が違います、そこも面白いところ。
全部で5個!!
てなわけで、早速感想をば。
恐怖と見惚れの振り幅で生まれる独自の雰囲気
音でびびらされる場面にはちゃーんとビクッとしてしまうし、毒々しい映像にはドキドキさせられます。緊張感高まるシーンもあり、マジホラー苦手……っていう方は結構しっかり怖いのでは。
その上、できることはただ歩くだけ!というだけあって、ゲームとしての難しさはありません。
自分は一部追われる場面では慌てて一回ミスったけど…… アプリ版のかなしみ!手が滑るわねえ!!
とかくその分、演出だったり、物語性だったり、体験に集中できますねん。つまりはホラー表現についてもめちゃ堪能できます。怖さ倍増。
アクション≦ホラーなゲームは怖いの法則……。
そんな不気味さ・怖さがある反面、要所要所でハッとするくらい美しい映像が差し込まれるのですよ。いや、怖いシーンもそこはかとなく美しいのですが、そういうことでなく、急に凛とした景色になるのですよ。
緩急に惚れ惚れしてしまいまするぞ。
この落差が、独自の雰囲気を生み出しているのでは。めちゃ惹きつけられます。
意外性ありな物語、その余韻がたまらんです
ゲーム前半は怖さが前面に出ている感じですが、進んでいくにつれてストーリーがどんどん気になっていきました。後半、というか終盤の展開は、個人的にめちゃ好き系でした。
中盤くらいまで思い描いていた物語とは全く違っていて、よい意味で裏切られましたぞよ。
オチはなんとも言えない余韻を味わえます。たまらぬ。
ちなみに作中の謎めいた部分っていうのは、明確な説明はなくとも道中にヒントはあって、なんとなく推察できるようになってました。ぼんやり提示された物語の行間を想像するのも雰囲気ゲーの醍醐味。
考察好きな方や、想像力豊かな方はメチャメチャ楽しめると思われです。
一日一回のお散歩ホラー ぜひどうぞ!
Steam版はこちらから
テントコダヌキch0505にて プレイ動画も配信してまする
1・2・3章はこちら→
4章こちら→
5・6章はこちら ※エンドロール部分はカットしてます→
よろしければさわりだけでも覗いてみてくださいまし。
おわりに
さて最後までご覧くださり ありがとうございました!!
怖いの大丈夫な方には是非ともお勧めしたい一作でした。
アプリ版は一気に進められないから周回大変ではありますけども、お時間に余裕があれば、1周はさらっと越して 2周目くらいでキューブをコンプして、エンドロールの違いをガッツリあじわってほしい所存!マジでエモーショナルが過ぎるう。
てなもんで今回はさらば!!!