自分の操縦が上手くなる!「気楽なさとり方」読書感想文

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ゆるーく心地よく暮らすことが第一目標な転の、タメになった一冊「気楽なさとり方」感想文です。勝手に湧き出る気分に振り回されがちなかた、とかく心穏やかでいたいかたにオススメ!自分を上手く操縦してしがらみから解放されるコツが詰まっておりました。

てなもんでみなさま如何お過ごしでしょうか、転です!

今回は書籍、「気楽なさとり方」についてつらつらと。
観念的なお話ではなく、きちんとスキルとしてさとりという状態を説明されている、実践的な内容となっておりました。

とかくゆるーく日々を過ごしたい転としましては大変タメになる内容であります。自分への覚書、整理の意味も込めて読書感想文をば。

よろしければ、ごゆるりと!

自分の操縦が上手くなる!「気楽なさとり方」読書感想文

日本教文社出版、著:宝彩 有菜 氏 「気楽なさとり方」。

さとりを技術として、そのコツ、習得方法を説明したこちらの一冊。

欲を捨てることを目標にしたものではなく、欲に振り回される状態から抜け出して欲がないのと同じ状態になることが目標です。

嫌な気分や、自動的に反応する思考の大元には、欲がある。
しかして、生きていくのに必要な欲もある。
なので、全て取り払うのではなく、自分にとって従うべき欲求かどうか?を自己選択できるようになることで欲求から解放されましょうというさとり方です。

欲を発見→観察→捕らえる→手懐ける→飼いならす→欲を手放す
この順を追ってそれぞれのコツが説明されており、最終的には欲を手放すに至れるといった寸法。

簡単とは言いませんが、確かに気楽なさとり方。

目標達成への道筋は一本ではなく、様々なアプローチが描かれているので、自分に合ったもので練習していけるのもよきかなでした。

というわけでつらつらと感想!

自分と気分は別のもの

大前提として序盤に出てくる、この一節が沁みました。

考えていることが、考えていることでない。思っていることが、思っていることでない。

引用:宝彩 有菜.「気楽なさとり方」 

その気分を作り出すメカニズムを持っている者、その考えを生み出す思考機能を持っている者が自分であり、気分や思考そのもの=自分ではない

嫌な気分が発生する元には何かしらの欲があり、その欲に従って思考機能が働くという前提のもと、お話は進みます。欲求の道案内に導かれて、思考が稼働するという仕組みです。

さとりは技術であり、科学!と書籍概要でおっしゃる通り、脳の働きとか、心理学でいう動機付けをわかりやすく説明してくれているという印象。確かに、動機付けから解放された状態=さとりといって間違いはなし。

これまでの暮らしでそれらのコントロールが上手くいかず こじれにこじれた経験がある方には、共感してもらえると思うのですが、思考や気分はメカニズムなので替えがきく・それそのもの自体がアイデンティティではないという実態についてのお話は、安心感があり、自分的にはこの一節だけでも読んだ値打ちがありました。割とまじで。

耳慣れた助言、でもその根拠が染み入る

思考を捉え、自覚的に操縦するためのアプローチの一つとして、「なんでも嫌な気分が現れたら「ありがたい」で反応する」というものがありました。

小さい頃にきいたおばあちゃんの知恵袋、はたまた昨今の自己啓発的な何か、などなど、耳慣れた助言と思われるかたもおられるのでは。

しかしてその背景に、「欲によって道案内されている思考」が在る。その思考というやつは、不合理なことが嫌い。なので、「ありがたい」と方向付けたら勝手にありがたい理由を探してくれる。そしたら勝手にハッピーになれる!という根拠が。

自分の行動理由なんか実は自分でわかっていないのが人間です。※

だったら、いい気分になる方向へ誘導し、解釈は解釈する役のやつに勝手にさせてしまおうというわけです。

納得!

……というように、聞いたような助言でも、その根拠がこれまでで一番納得
こういう体験が、結構詰まっているのも、個人的にはこの本の面白みの一つでした。
昔聞いた時は実らなかった助言が、なるほどを伴って今返ってくるっていう。
腑に落ちるスッキリ感が楽しめました。

※余談ですが、行動の理由はただの「解釈」っていうお話についてはこちらの記事でご紹介しているのでよろしければ。
自分を疑い、柔軟性を取り戻す!考え方を変えたい時にオススメTEDトーク、自分も他人もいい加減なので一貫性は気にしない!

具体的で、プロセスが追い易い

表現の仕方がたいへん助かる仕様です。
その章の主題についての説明+会話で内容が進んでいくのですが、この会話パートが自分的にはすごく有り難やでした。

主となって語る人物と、その弟子との会話です。欲に振り回されておかしな行動をした弟子の、その思考を一緒に掘り下げたり。思考の方向性を変更するのに、それこそ困った出来事に「ありがたいことだ」という道案内をする様子だったり。

会話形式であるがゆえに、その様がすごく具体的でわかりやすく、実践するときにもどのようにして思考が流れていくのか、そのプロセスがかなりイメージし易いですし、面白い

やってみるか!という気にさせられますね〜。

まとめ

というわけでつらつらと書いてきましたが、とかく興味深かった。

なかなか、サラッと一読しただけでは理解しきれず、なんども読み返しながら諸々試している状態です。

さとれました!!というにはまだまだですが、当社比おちついた心持ちが、様々な場面でキープできるようになってきた実感はあるので、気持ちが乱れがちな方にオススメです!

おわりに

では最後までご覧くださり ありがとうございました!!

どうせ毎日過ごすなら、ゆったりした心地で過ごしたいものです。
起こることはどうしようもない、ので、内面から自由になる方がコスパも良い!!

てな訳で、自分のメカニズムに振り回されて苦しまずにすむように、ゆる〜く実践しながらまったりさとりを目指して行きたい所存!

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では今回はさらば!!