考えすぎてしまう人にオススメ!思い悩みがちな時に読みたい2冊
此度はゆるーく読書感想文!
過ぎたことへの後悔や、まだ起こっていない一歩先の未来予想について思いを馳せる。しかしそれがちょっと良くない、後ろ向きなことになりがちならそれはシンドイ癖ですよね。なのに考え過ぎてしまう、もうやめたい!という方へオススメです。
さてみなさま如何お過ごしでしょうか、転です!
今回はゆるーく読書感想文……というか、考えすぎ、負の思考に陥った時に思い返したい書籍の覚書ともいえる回でございます。
考えることも大事なのですが、それが負担になるレベル、ただただ思い悩んでしまって辛い。みたいな、とかく考えすぎてしまう時に読みたい本について。
事象を解決するすべ、というのではなく、自分の捉え方や内面を変えて緩やかな気持ちで日々過ごそう!といったものなので、外向的なものをお求めだと、ちょっと違うかもですが……。
思い当たる節のある方は、是非とも。
ではよろしければ、ごゆるりと。
考えすぎてしまう人にオススメ!思い悩みがちな時に読みたい2冊
傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考
枡野 俊明氏 著のこちら、「傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考」。
いいことも、わるいことも、それはそれ。
人間関係も、損得も、失敗も、怒りも、見えないことを想像しない、とらわれない。
自分の内をみつめながら、ただその時々に目の前にあるものに集中して生きる。
などなどといったことを、わかりやすく、禅語やエピソードを交えて語られています。
今目の前にないことや、自分も含めコントロールできないこと、そんなことは考えない!
ある種開きなおり、図太く飄々と、しなやかに過ごすコツが詰まっています。
印象的だったのは、第3章。気持ちの切り替えについてのお話です。
負の感情にどう見切りをつけるのかということについていくつか語られておりますが、特に、《「いや!」と思ったことについては認め、ただその思いは感じたその場に置いてきぼりにする、その場で断ち切る》というお話が頭に残りました。一休さんの挿話を交えて語られるのですが、面白かったです。
自分の心の中で、こだわりやしがらみを切り捨て、少しスッキリした気持ちになれるので読後感も爽やか。
傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考 [ 枡野俊明 ] 価格:1,518円 |
禅の思考を紐解く書籍はたくさんありますが、「図太く、しなやかに」というところを軸にされているところが素敵でした。
アランの幸福論 エッセンシャル版
フランスの哲学者、アラン氏 著・齋藤慎子氏 訳「アランの幸福論 エッセンシャル版」。
世界三大幸福論の一つとされる「幸福論」の中でも特に印象的な物をピックアップしてカテゴリ毎に再編されているのがこちらのエッセンシャル版です。全7章に渡って、毎日をよりよくする知恵が詰まっております。
イマココに焦点を当てる、ということに関してのお話や、ネガティブな感情についての捉え方についても書かれており、これがなかなか考えすぎ癖に効く感じ。
特に感情の取り扱いについて。
悲しい、腹たつ〜!っていう気持ちも、体の感覚を自分が意味付けしているだけなのでこだわらない方がええよって感じ。
特に自分が気に入ったのは、
楽しい時間が終わるときは赤血球が減り、悲しい時間が終わるくらいに増えるな……。
→悲しみは赤血球の数の問題だから、余計なこと考えんとこ!
というお話。
そんな調子で、身体の調子に心の調子の原因を求めればアレコレ考え過ぎて負の感情に囚われずに済むという訳ですね。
清々しい!
自分を苦しめる自己解釈をやめ、行動や態度から心地よさを作っていく、そんなヒントがたくさん詰まっていました。
価格:1,100円 |
語り口も小気味好く、スッキリと頭に入ってきます。気持ちよし。
短文&章立ての分かりやすさもあり、モヤっとした時に必要なところをサッと読めるのもいいですね。
おわりに
さて最後までご覧くださり ありがとうございました!!
ちょっと思考のループに入りがちな時、つい何かにつけて考えすぎるモードに入ってしまった時、心地よさを取り戻す手がかりとして有用なことが詰まった2冊でした。未来の自分が困ったらこれらの内容を思い出してほしいものです。
同じような思いをもつ方々にも是非オススメしたい所存!合いそうならば是非ご一読をば。
そんなこんなで、今回はさらば!!!